誰かの為にはたらく喜び

千葉県船橋市にある
社会福祉法人地蔵会が運営するレストラン
【らんどね 空と海】に行って来ました✨

新京成三咲駅から、バス・タクシーで10分ほど。

林の中に突如現れる
木の温もりある
煙突が生えた建物に、お店はありました。

紙漉き、織物などの工房もある
障がい者福祉作業所です。

何故、わざわざこのお店を訪問したかと言うと
Facebookで友人のイイね!から
ここのシェフを務める藤田承紀さんの投稿を見て

障がいのある方は高級なレストランなど行きにくく、外食をした事もない人達がいる。
そんな彼らが美味しいものを食べられるように。という願いと

障がい者 というカテゴリーに入れられてしまうが
彼らだからこそ出来ることがあり
その能力は突出していて
『出来る』を集めたレストランを運営し
お客様に対してサービスを提供することで、表舞台での仕事をする。
レストランの主役は彼ら。
目の前で喜ぶお客様の顔を見ることで、やり甲斐を持てる。

という形に共感して
実際に見て、話を聴いてみたくて
会いに行きました。

レストランで使用される食材は
藤田さんがこだわり抜いたものたち。

見た目の華やかさもですが
味付けも隠し味に味噌や甘酒などを使用し
本場に負けない、ここだけのイタリアンを提供していました。

美味しかったですー‼︎
組み合わせが上手で、美味しさと楽しさがありました♡


スタッフとして働く利用者さん達
この並び方はバッターボックス制
と呼ばれていました(笑)

入り口付近に椅子が並び
みんなはそこに座ってお客様を待ちます。
お客様が来たら、みんなでご挨拶。

そして椅子の1番端っこの人が、
オーダーを取りに行く。
おしぼりを渡す。

終わったら、椅子の最後に並び直す。

そうやって順番に、
お料理を運んだり
お皿を下げたりしていました。

みんな、ワクワクしながら座っていて
自分の番が来たら
お客様のところに行き
サービスをした後は誇らしげに帰っていきます。

その姿を
石窯でピザを焼く施設長が
微笑んで見守っていたり。

施設のスタッフも何人か入りフォローしつつ
けれども前面に出ているのは彼らです。

社会福祉法人が運営するレストランや
パン屋さんなどはありますが
ここ、らんどねとそのほかの違いは

クオリティの違い、と感じました。

第一に料理のクオリティ。
シェフの藤田さんが監修はするものの、
作っているのは、彼らです。

無農薬やこだわりの食材を使用し
誰が食べても美味しい!と思う食事の提供。

また、大皿に盛り付けるのは見栄え良くなる為もありますが
彼らが運びやすいように、沢山のお皿を持たなくても提供出来るように、と考えられていました。

それから二つ目は
店内のオシャレさ、清潔感。

福祉施設の一環であると感じさせない空間と流れる洋楽。

それだけでも価値があり
また来店したくなる居心地の良さがあります。

ちょっとしたリゾートに来たみたいでした‼︎
そして
全てのインテリアや小物にあるストーリー。

テーブルランナーは
作業所で織られたものです。
お花やハーブは庭で育てられたもの。
器もテーブルもイスもメニューの和紙も手作りで
無垢材の床は毎日磨かれピカピカ✨

沢山の真心が込められてこの場所が存在する、
という事を感じられる暖かい空間です。

藤田さんに色々と突っ込んだ質問もさせていただきましたが、
全て快く答えていただけました。

藤田さんは元々プロのダンサーとして
活動していましたが
ダンサーという職業は、まだまだ認知が低く、お給料もあまり良くない。

そんな中、ダンサー仲間や藤田さん自身、栄養などを考えない食事を摂りながら、不規則な生活を送り身体を酷使する為、身体が悲鳴をあげる人が多かったそうです。

藤田さんは24歳の時に怪我をし、
手術しなければ治らないと言われたところを
食事の改善をしただけで治ってしまった経験から、
食の大切さを知り
料理の勉強を始め、
イタリアに渡り修行をしながら学んで来たそうです。

そして藤田さん自身
生まれつき耳が片方聞こえない、というハンデを持っていることから
障がいのある方に関わりたいと考えられていたそうです。

彼は現在
自身で野菜を作り、
週に数回ダンスレッスンの講師をしつつ
飲食店のプロデュースや
デパートでのデモンストレーションなど
日本中の素晴らしい食材を使いながら料理をする活動をしています。

らんどねはその中のひとつ。


藤田さんから聞いたらんどねのメモ。
・このレストランを運営する為の時間は9〜5時までで完全に終了。
・労働時間の長い飲食のサービス業でも工夫次第で出来ること。
お店はほぼ予約で埋まっており
みんなが疲れ過ぎないようにお客様は一回転。
・床拭きのスペシャリスト、数えるスペシャリストなど、みんなの様々なチカラを発揮する場所。
・助成金などの使用もあるけれど
ただやりました、で満足しないクオリティが大切、と。

全国にこのような施設が広まって欲しいと話す藤田さん。

彼自身が全国を飛び回ることは難しいので、興味がある方は是非らんどねに来て欲しいとの事です。

レシピも、ノウハウも、
包み隠さず全て快く伝えているそうです。

全国にこのような施設が展開する為の秘訣として
藤田さんは『料理人』がきちんと現場に入る事。とあげていました。

福祉施設だから
で、なぁなぁにするのではなく

単純に、美味しいから食べに行きたい。

心地よいから、行きたくなる。
そんなお店にする為に
料理人が必要なのだそうです。



【障がいがある方は
レストランで食事をする事が難しい】

そんな事を知らなかった私が見たものは

『レストランで働くのが夢だったから、嬉しい✨』と
イキイキと働く彼らの姿。

美味しいものを食べるだけではなく

誰かを喜ばせて
自分が役に立つ経験をする姿は

障がい者 としてではなく
人間 として必要な欲求を満たしている姿でした。

自己肯定の先の自己実現を果たしているように思えました。

誰かの役に立つことで得られる喜び。
それは障がいのある方だけではなく
高齢者にも、母親にも、
必要なのだと感じています。

認知症カフェ、という高齢者の方が運営するお店も出てきたし

こういった柔軟な働き方が増えたらいいなと思います✨


「薪窯ピッツァと珈琲のお店 らんどね空と海」
 ●営業日
毎週木金土11:30〜15:00(L.O 14:00)

 ●住所
千葉県船橋市神保町177-8
(新京成線三咲駅よりタクシーで10分)
●ご予約
お店0474013285まで、お電話にてお願い致します。 
※コースは「ピッツァコース」1700円(ピッツァ、サラダ、ドリンク)
「ランドネコース」2900円(前菜盛合せ、サラダ、スープ、ピッツァ、デザート盛合せ、ドリンク)
の2コース

オマケ写真
厨房で藤田さんを質問責め
食後のコーヒーを自分でがりがり。
意外に力が必要で凄い顔(笑)

何故か沢山いるふなっしー。
梨汁入りのヨーグルトドリンクを喰らう。

らんどね、小旅行におすすめです(^^)


横山まい

自分自身が、悩むより動き出すことで見えた世界が沢山あると知ったから あなたの踏み出す一歩を応援したい♡ と、ラジオ、セミナー、講演活動、研修など活動中!

0コメント

  • 1000 / 1000